Windows Server 2008 R2とWindows 7のIIS7.5をベンチマーク比較してみました


今回はWindows Server 2008 R2とWindows 7のIIS7.5で性能に差がでるか気になり、
ベンチマークテストを行ってみました。

検証にはHyper-v上に仮想マシンを構築しました。
仮想マシン環境は以下になります。
・CPU PenD 3GHz
・メモリ1024MB

検証対象OSは以下になります。
全て、インストール直後(パッチなし)にIISをインストールしています。
・Windows Server 2008 R2 Enterprise(統合サービスあり)
・Windows 7 Ultimate(統合サービスあり)
・Windows 7 Home Premium(統合サービスなし、Homeには統合サービスがインストールできません)

Web負荷ツールには以下を使用しました。
WCAT(Web Capacity Analysis Tool)

WCATの使い方は以下を参照してください。
[HOW TO] 無償の簡易 Web 負荷ツール WCATの使い方
Microsoft TechNet: IT Pro 道場 自主トレシリーズ – 負荷テストの実施
【IIS7】 MSC2008 セッションより (おまけ)

先ず、最初にOS別にIISの違いがあるかインストールできる機能を見てみましょう(大きくして見てください)。
インストールできる機能
グレー部分はインストールできないものです。
コマンドの値はpkgmgrでインストールする場合の値です。

基本的に「Windows Server 2008 R2 Enterprise」と「Windows 7 Ultimate」では違いがありません。
「Windows 7 Home Premium」はODBCログと認証部分で一部違います。
これはHome PremiumのOSとしての機能制限にも依存する場所です。

次に本題である、Windows Server 2008 R2とWindows 7のIIS7.5を比較のため、WCATでベンチマークを取ってみました。
WCATの使用方法は、ここではすっ飛ばします。
シナリオはサンプルを使用しています。
virtualclientsの値を100、1000、1500と変更してベンチマークテストを行いました。
それをグラフ化してみたものです。
スループット値みたいなものなので、グラフの見方として長い方が良いと思ってください。
(正確な数値は、公表しません、へ~そうなんだ程度に感じてください)

①virtualclients = 100
あまり差は明確には出ていませんが、「Windows Server 2008 R2」がいい感じみたいなのが分かります。
VirtualClient100

②virtualclients = 1000
徐々に、差が明確になってきています。特にリクエスト数では差が明確に出ています。
VirtualClient1000

③virtualclients = 1500
②とは見た目はあまり変わりませんが、リクエスト数では差が広がっています。
VirtualClient1500

まとめ
サーバーOSとクライアントOSの差は歴然。
これはIISに限ったことではないですが、サーバーOSの方が大量に処理を必要とする
サーバーアプリケーションに適したOS設計になっているからだと思います。あたりまえっちゃあたりまえ。
だって、価格も高いですもんw
大量のリクエストを受け付ける場合には、Windows Server 2008 R2を使いましょう。
Windows7でIISを使えるのは、開発目的だったり、サーバーアプリケーションにもよりますが
数人程度で使用する場合だと考えられます。

思ったこと
Windows7の「Ultimate」と「Home Premium」でも、大きく差が出ると考えていました。
2つのエディションには同時接続数の違いがあるためです(公式には数値は公表されていません)。
今回、大きな差がでなかったのは、ローカル内でWCATでサンプルのシナリオを用いた
簡易的なベンチマークだったためだと思われます。
少しだけ差が出ているのは「統合サービス」の有無だと思います。


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コメント / トラックバック1件

  1. hisa より:

    参考になりました。
    windows7 で頑張ります。

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